令和4年4月1日~くるみん認定基準が改定&「トライくるみん」「プラス」制度がスタート!!!

2022年4月1日から、くるみん認定の仲間に「トライくるみん」が加わりました!
それにより、くるみん認定の種類が「トライくるみん」「くるみん」「プラチナくるみん」の3種類になりました。

また、不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境整備に取り組む企業の認定制度として「プラス」が創設されました!
(プラス認定されると「トライくるみんプラス」「くるみんプラス」「プラチナくるみんプラス」と呼ばれます)

リーフレット:くるみん認定、プラチナくるみん認定の認定基準等が改正されます!新しい認定制度もスタートします! (厚生労働省)
※変更に伴い、経過措置も記載されていますので、すでにくるみん申請に向けた取り組みを行っている企業は特にご確認ください

ヘェ~_〆(・∀・*)

※過去の記事もご参照ください☟

令和3年10月~中小企業限定★くるみん認定で助成金

マークまとめ

「トライくるみん」は、「現行のくるみん」認定をそのまま引き継いだものです。
※認定要件はそのままスライドされますので、詳細に関してはリーフレットや前回の記事をご確認ください

「新しいくるみん」は、ざっくり言うと「現行のくるみん」の認定基準を厳しくしたバージョンです。
※変化が少々分かりづらいですが、マークも変わっています
(おくるみ(?)がピンクに塗りつぶされている認定マークを受けている方が、厳しい認定基準をクリアした企業ということになります)

要するに、「トライくるみん」と「現行くるみん」のマークは同等の基準をクリアしたことを示しています。
そして「新しいくるみん」は、より厳しい認定基準をクリアした証明になるということです。

なお、プラチナくるみんに関しては、認定要件は厳しくなりますが、マークは変わりません。

(。´・ω・)ミワケガムズカシイ・・・

厳しくなったポイント

それぞれ、変更があった箇所のみ抜粋しています。

くるみん

◆計画期間において、男性労働者のうち育児休業等を取得した者の割合
7%以上 ⇒ 10%以上

◆)計画期間において、男性労働者のうち、育児休業等を取得した者および企業独自の育児を目的とした休暇制度を利用した者の割合
15%以上 ⇒ 20%以上

◆計画期間とその開始前の一定期間(最長3年間)を合わせて計算したときに、男性の育児休業等取得率<労働者数が300人以下の一般事業主の特例>
7%以上 ⇒ 10%以上

あとは要件の主に数字部分に関わる、決められた情報を、厚生労働省のサイト「両立支援のひろば」で公表していることが必要になります。
※公表が必要な情報の詳細はリーフレットをご確認ください

プラチナくるみん

■計画期間において、男性労働者のうち育児休業等を取得した者の割合
13%以上 ⇒ 30%以上

■計画期間において、男性労働者のうち、育児休業等を取得した者および企業独自の育児を目的とした休暇制度を利用した者の割合

30%以上 ⇒ 50%以上

■計画期間とその開始前の一定期間(最長3年間)を合わせて計算したときに、男性の育児休業等取得率<労働者数が300人以下の一般事業主の特例>

13%以上 ⇒ 30%以上

■子を出産した女性労働者および子を出産する予定であったが退職した女性労働者の合計数のうち、子の1歳誕生日まで継続して在職している者(子の1歳誕生日に育児休業等を利用している者を含む)の割合
※これに合わせて、<労働者数が300人以下の一般事業主の特例>も同じ割合に変更になっています

55%以上 ⇒ 70%以上

プラチナくるみん認定はかなりハードルが上がりましたね!

(:″*゜;)!!

不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境整備に取り組む企業の認定制度「プラス」の創設

新しく創設されたこの制度、要件は下記のとおりです。

1.受けようとするくるみんの種類に応じた認定基準を満たしていること
※例えば、不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境整備に取り組む企業として「くるみんプラス」の認定を受けようとする場合、くるみん認定基準を全て満たす必要があります。
2.次の(1)~(4)をいずれも満たしていること
(1) 次の①及び②の制度を設けていること。
不妊治療のための休暇制度(多様な目的で利用することができる休暇制度や利用目的を限定しない休暇制度を含み、年次有給休暇は含まない。)
不妊治療のために利用することができる、半日単位・時間単位の年次有給休暇、所定外労働の制限、時差出勤、フレックスタイム制、短時間勤務、テレワークのうちいずれかの制度
(2) 不妊治療と仕事との両立に関する方針を示し、講じている措置の内容とともに社内に周知していること。
(3) 不妊治療と仕事との両立に関する研修その他の不妊治療と仕事との両立に関する労働者の理解を促進するための取組を実施していること。
(4) 不妊治療を受ける労働者からの不妊治療と仕事との両立に関する相談に応じる担当者を選任し、社内に周知していること。

プラス認定されると、例えば「新しいくるみん」マークは☟のように進化します!

つまり、「プラチナくるみん」に「プラス」が付くと、現時点では最強の「出生・子育て支援企業」として認定されたということになります!

゚+.(o,,〃ω〃)o スゴ~イ*+.*

なかなか長い道のりはありますが、くるみん認定を受けると優良企業であることのアピールの他、公示調達の際に有利に扱ってもらえる・低金利の貸付が受けられる可能性がある・中小企業であれば助成金が受けられる等のメリットがあります。

労働者のため・自社のため・率いては少子化改善のため、積極的に取り入れていきましょう!

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